マルメ 講義2018 第03回 (4/29)

おはようございます。
この授業は

見えないものを  見えるようにしていく

授業です。
さあ、知らないを 見えるようにしていきましょう!
まずは
Don’t think, feel!

『燃えよドラゴン』(1989)

ここで言う”Don’t think”は直感に頼れではなく、まずは物事に集中し感じ取ること、そしてそこから考えて何かを掴むということ、です。

今日でマルメの授業も3回めになります。徐々にエンジンも温まって来たのでこの辺でスピードを全開にしていきたいと思います。

ということで、
ジョジョにスピードを上げていく。。。。。
『ジョジョの奇妙な冒険』 オープニングタイトル1〜8集

 

オープニングを手がけているのは、3DCG業界に神風ならぬ新風を送り込んだ

カミカゼドウガ

神風動画

神風動画が目指しているのは3DCGでありながら日本のジャパニメーションが持つタメ、ツメという緩急を盛り込むことにチャレンジしている部分。そのタメにCGの機械的な中割り、キーフレームアニメーションをなるべく排除して、手描き感のある作画を追求しています。

神風動画2016デモリール


最新の話題 『バーチャルYouTuber』の話
今月の『CGWORLD』に特集が組まれています。

それから、日本テレビ『アイキャラ4』でも特集されてました。
Tverで 6/1まで見ることが出来ます。ぜひ見ておいてください。

それから、
NHK技研公開 5月24日(木)-27日(日)
一年に一度だけ公開するNHK技術研究所。今話題の8Kシアターや新しい方式の立体映像が見れます。

さて、
今日は、みんなが知っていそうで実はちゃんとわかっていないであろうことを話します。

今日の本題は、これです。

情報、コンテンツ、メディアの話

私たちがネ学で勉強している情報、コンテンツ、メディアという分野は何なんでしょうか?

【質 問】
情報  コンテンツ  メディア  を水道の水に例えると それぞれは何でしょうか?

今日は後半で映画紹介をしますが、その前に1作だけ話をしておきます。

2015年のアカデミー賞作品賞、監督賞、撮影賞、脚本賞に輝いた作品って何?

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

撮影監督 マニュエル・ルベツキ

「トゥモロー・ワールド」冒頭の長回し51秒

 

「ゼロ・グラビティ」
冒頭12分ワンカットのうち一部シーン
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』長回し特別映像

そして、GW直前

君たちが考える4つの行程

クリエイターあるいはクリエイティブな人になる君へ

 

そして、最後に

来週からGWですね。来週のこのマルメの授業はお休みなので、宿題を出します。

それは、

この2週間の間にいっぱい映画、ドラマ、演劇、美術、本などに触れてください。

GW、みんなに見て欲しい映画、テレビドラマなど

『きっと、うまくいく』(2009)ラージクマール・ヒラーニ監督

インドの青春映画。インドの難関工科大学の3人の大学生の学園生活とその後を描いた作品。大学になぜはいったのか、そこで何を学ぶか、そして社会出てからは大学生活はどう役に立つのか、そんな答えが見え隠れする良作です。インド映画らしからぬ、ダンス控えめな映画。

『スラムドック$ミリオネア』(2008)ダニー・ボイル監督

インドムンバイのスラム街で育った主人公がふとしたきっかけでTVのクイズショーに出て全問正解という偉業に挑戦していく物語。手持ちカメラでスラム街を疾走する臨場感、斜めカット(ダッチアングル)が印象的。このためにDLSA SI-2Kという当時、新型の軽量デジタルセンサーカメラを使用している。インドの抱える社会事情、貧困、格差、差別、強く生きることの教訓を与えてくれる。
GoPro Hero3でハリウッド映画が撮られている時代

『建築学概論』(2012)イ・ヨンジュ監督

大学の講義でたまたま知り合った男女の切ない恋の物語。15年後のそれぞれの人生が当時の思い出と共に蘇る。韓国版アオハル映画、でも日本のそれよりも”おとな”な感覚です。

『あの頃、君を追いかけた』(2011)ギデンズ・コー監督

16歳の高校生時代から10年後の大人になった頃までの、これまた淡く切ない恋と友情と青春を描いた台湾映画。キャッチフレーズ「青春は恥と後悔と初恋で作られる」まさにその通り。監督は何と初監督です。

『ソーシャルネットワーク』(2010)デヴィッド・フィンチャー監督

現実のFacebookがハーバード大学からどのように作られ、世界中に広まったか。そこに巻き込まれた人間たちがどのような人生を歩んでいくのか、実話に基づいて今現在も進行形の現代のソーシャルメディアを描いています。

『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)ロバート・ゼメキス監督

知能障害のフォレスト・ガンプが送る奇想天外な生涯をアメリカの歴史と共に歩むこれまた想像を超えるエピソードの数々。劇中で出てくるババ・ガンプ・シュリンプのお店は実際に北米でチェーン店化され、日本にも後楽園、豊洲、大阪などに出店している。美味しいよ。ちょっと昔の良き時代を彷彿とさせる。監督は『バックトゥザフューチャー』のロバート・ゼメキス監督。アットホームで奇想天外のゼメキスワールドが広がります。

『アメリカン・グラフィティ』(1973)ジョージ・ルーカス監督

ユニバーサルスタジオジャパンに行くと”Mel’s Drive Inn”というアメリカンポップなドライブインレストランがある。そのレストランこそ、この映画の冒頭に出てくるドライブインなのだ。ジョージ・ルーカスが大学を出てすぐにユニバーサル映画と契約をして製作した映画。プロデューサーはこの次に紹介する『ゴッドファーザー』の監督でもあるコッポラの名前も見える。コッポラはルーカスと同じUSC南カルフォルニア大映画学科の先輩にあたる。ルーカスはこの映画がユンバーサル映画の重役たちに酷評され、次回作の『スターウォーズ』を拒否されて結局、20世紀フォックスに買ってもらったと言われている。

『ゴッドファーザー』(1972)フランシス・フォード・コッポラ監督


もう名作中の名作。照明の使い方、カメラアングル、シナリオの流れ、映画の中のすべての要素が洗練されている。物語はイタリアシシリーから幼い頃両親を亡くし、単身NYに渡り、マフィアのボスとなったドン・ビト・コルレオーネの三代に渡る大河ドラマ。血生臭いシーンも多いのでそれなりの覚悟をして観るべし。

『THE HILLS』(2006〜2010)(TVシリーズ)


今流行り、『テラスハウス』や『あいのり』でもお馴染み、リアリティドラマの元祖ドラマです。OC(オレンジカウンティ)出身のセレブの女の子たちがLAのアートスクールに通い出しながら、プール付きのシェアハウスに住み、恋愛や友情に生きる姿を映し出す。日本と違うのは素人だった出演者たちが、本当のハリウッドスターになっているところ。

『スワロウテイル』(1996)岩井俊二監督

日本で唯一、役者に自然な演技をさせ、独特な空気感とフィルムっぽい色合いを出す天才的な監督のひとり岩井俊二。みんなには馴染みがないだろうけれど、一度彼の世界に触れてみると良い。架空の街「円都(イェンタウン)」に暮らすはみ出し者たちの物語。

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014)
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督


『セッション』のアカデミー作品賞を阻止した作品であり、『La La Land』のエマ・ストーンも出演している作品でもある。全編ジャズドラムが鳴り響く。妄想と現実を行き来するかつてのコミックヒーローがオフブロードウェイの舞台に再起をかける。撮影監督エマニュエル・ルベツキの長回しカットに注目。
映画「バードマン」奇跡の全編ワンカット撮影はどう実現したのか?


『ブラックレイン』(1989)リドリー・スコット監督

『エイリアン』や『ブレードランナー』という傑作を世に出しているリドリー・スコットの日本を舞台にした刑事物。マイケル・ダグラス、高倉健、松田優作らが出演。特に松田優作の怪演は世界を唸らせ、次回作へのオファーが殺到しましたが、残念ながら松田優作は公開直後に癌で他界しました。日本大阪が舞台で、その経験が次作『ブレードランナー』の近未来のL.A.世界観に強く影響を及ぼしています。

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楽しいGWを!

お疲れ様でした。