2016年度 第9回 GW 勉強会(5/7)

ゴールデンウィーク中に行なった勉強会。休みや休暇中の大学側の対応が良く分かる1日でした。

今回は
「映像を演出する」という実際にやってもらうハンズオンセミナーを行いました。

目に見える視覚と、映像として見るものには決定的な違いがあります。映像には作り手が意図的に盛り込んだいくつかの要素があります。また、受け手(観客)側も心理的に映像の中に何かの意味や理由を考える習性があるのです。そのことを理解しながら映像を作ったり鑑賞する必要があります。

また、演劇との違いとして時間の描き方があります。演劇などの舞台やステージは実時間で進んで行きます。舞台では暗転して幕という間を入れることにより時間経過などを表しますが、基本的に実時間です。一方、映像の場合は同じシーンの中でもカットとカットは必ずしも連続しているとは限りません。この映像における連続性と不連続性の特性をしっかり理解するようにしてください。

実際のシナリオを元にカット割り、秒割りを行う。そして絵コンテを切る。

シナリオまで完成した次に行うのは撮影に向けての準備ですが、カメラ位置、カメラの画角サイズ、アングル、カメラワークなどをきちんと決めていく必要があります。そのためにカット割り、秒割りは欠かせません。

さて、
実際のカット割り、秒割りはどうだったでしょうか?かなり難しかったのではないでしょうか?いろんなパターンがあるということも分かったと思います。その場合に何が結果として違って来るかを正しく理解するようにしましょう。