2017年度 第3回定例会議(4/15)

3回目のミーティングは5月末に行なわれるASIAGRAPH Reallusion Award CGコンテストのためのCGツールのレクチャーを販売代理店であるTooの坂本さんにしていただきました。

iClone6と呼ばれるCGツールはゲームメーカーや映画、教育関係で使われているCGアニメーションのための簡易ツールです。簡易ツールという位置づけはMAYA、3dsMAX、C4Dなどの本格的なCGソフトに比べて、あらかじめ用意されたキャラクターやプロップ(大道具、小道具)、地形や木、草などの環境データを配置するだけでセットアップが終わってしまうライブラリー型です。キャラクターに関しては基本のアニメーションデータもライブラリーとして提供され、drag&dropにアニメーションを割り当てることが可能になります。カメラ、ライティングなどを施せばアッという間にアニメーションが完成します。レンダリングと呼ばれる最終工程はゲームなどで使われているグラフィックエンジンによるリアルタイムレンダリングを実現しているのでアニメーションの再生イコール最終レンダリングと同等の質感が出せます。またヘアーやクロスシミュレーション、衝突、干渉などの物理シミュレーションもサポートしています。言わばゲーム感覚でアニメーションを作るCGツールと言えます。

実際には4時間のレクチャーで簡単なシーンとカメラの切り替え、書き出しまで出来るようになりました。