2016年度第3回ゼミ(4/23)

今年度3回目のゼミ講義。

先週の課題であるReallusion Awardの予選に向けて企画書、プロット、シナリオの流れを作る。
短編(5分以内程度)の企画、ストーリーを考えること。テーマは、『ジャンプ』です。

各チームが企画書、プロットに関しての発表を行った。しかし、4チームのうちFBに追加で流したテーマ『ジャンプ』を忘れてしまったチームが1チーム見られた。内容的には良く出来ていたので結果オーライだが、本来はこちら側からの要求を正確に掴むことも重要である。

テーマから何を連想するか?

この手の発想に必要なことは、
常に発想を大きく広げて、小さく絞り込むこと
である。

最初から小さく固めないで、発想やアイディアの時点では大きく構えておくことです。その中から、要素を絞り出したり、まとめたり、整理したりしながら、最終的に数案に絞り込むことです。

今回の『ジャンプ』から連想するのは、例えば『飛躍』、『飛翔』、『勇気の一歩』とか。。。
もっと連想の滑り出しをして欲しいと思います。皆さんの話を聞いていると、『ジャンプ』は所詮『ジャンプ』でしかなく、それこそ発想の『ジャンプ』=『飛躍』が感じられませんでした。もちろんそこには、納得できる関連付けや連想の理由づけも必要になっていきますが。

講義でも、見せましたがマドンナの「Jump」を載せておきます。

冒頭に「東京2006年」って出てきますね。

ちなみにこのPVで出てくるニンジャたちがやっているのはパルクール(仏:parkour)と呼ばれるフリーランニングというスポーツ。
これに近いことをやった日本のCCレモンのCMで女子高生がやっています。編集、合成がなかなか秀逸です。

全然違いますが、ジャンプつながりでいくつか紹介しときます。

バンヘイレンの有名どころ 「Jump」  Van Halen

ローリングストーンズの有名な「Jumpin’ Jack Flash」 The Rolling Stones

さて、本題に移ります。
理解して欲しいのは、企画書の中で書くべきテーマの中身、主題として説明すること。趣旨、メッセージ。

プロットの役割り

企画を書いた後、人によってはいきなりシナリオやあらすじを書く人もいると思います。ですが、いきなりシナリオを書いてしまうと、どうしても冗長になったり、無駄なストーリーラインが出てきてしまいます。後から見直す時に何が必要て何がいらないかが分からなくなってしまいます。そのために物語の流れ、構成、因果関係、原因と結果、変化の過程などを明確にする必要があります。それがプロットです。プロットは骨、骨組み、あるいは関節にあたる節のことです。きちんと骨や節を入れておくこと。余計な肉をそぎ落としておくことが大切です。

そして、シナリオを書くこと。

次回は実際にシナリオを執筆してください。